ダイエットと体臭の関係
美しく、健康でいたいと願うのは、誰でも同じことです。 女性でなくても、男性でもそう願ってダイエットを経験したことのある人は多いでしょう。 しかし、間違ったダイエットをすることで、体臭が強くなってしまうことをご存知でしたか? ダイエットというと、本来なら食事制限をして摂取カロリーを減らし、同時に運動することで代謝をアップさせておかないと成功しないものなのです。 しかし、どうしても食事を減らすことだけで体重を落とす人が多く、そうなると体は摂取カロリーの減少によるエネルギー不足に耐え得るために基礎代謝を低下させてしまい、結果、さらにやせにくい体質を作ってしまうのです。 食事制限を始めたころは、空腹からくる口臭が感じられますが、これはダイエットをしていない人にもあるにおいなので、さほど気になるものではありません。 しかし過激な食事制限を進めると、運動不足と相まって代謝の低下を呼び、熱をうまく作れなくなり血液の流れも悪くなります。 すると体は本来と違った経路でエネルギーを得ようとし、副産物としてできた乳酸がアンモニアと一緒に汗の中に出ることにより、体臭がアンモニアくさくなってしまうのです。 さらに間違ったままダイエットを進めると、血液中にケトン体が増加していきます。 ケトン臭は甘酸っぱいにおいで、吐く息から口臭として発し、汗から体臭として発し、尿の中にも排出されるのです。 このレベルになるとダイエットしている本人も周囲の人も、その体臭に気づきます。 ただ、そのにおいの原因が間違ったダイエットであるということに、なかなか気づけないのです。 厳しい食事制限のみで体重を落とそうとしている人、何かいつもと違うにおいを感じたら、それはダイエットの仕方が間違っていますよ、という体からのサインかもしれません。 食事の内容を考えてバランスよく栄養を摂り、体の代謝を低下させないためにも、体をよく動かし、筋力を落とさないように気をつけてください。 せっかく体重を落として細くなれても、体臭が強くなったり、体調を壊しては意味がなくなってしまいますからね。 |
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妊娠と体臭 妊娠をすると体臭がきつくなるという話を聞いたことはありませんか? また、実際に体臭を感じて悩んでいる妊婦さんもいるのではないでしょうか。 いったい妊娠することと体臭の発生にはどのような関係があるのでしょうか。 妊娠中に体臭が起きる原因として、次のようなことが挙げられます。 ●妊娠にともなう便秘の症状がある ●妊娠にともない新陳代謝が活発になるため、汗など分泌物の量が増える ●もともと肝機能障害、腎機能障害、糖尿病がある 妊娠するとホルモンバランスがそれまでと変化し、便秘を起こしやすくなります。 つわりで食事量が減ってしまうのも便秘を起こす原因のひとつです。 また大きくなる子宮に腸が圧迫されて動きが鈍くなったり、便意を感じにくくなったりします。 妊婦は体温が高いことからも、汗をかきやすいことは想像できるでしょう。 赤ちゃんをお腹の中で育てるために血液量も増え、分泌物の量も増えるのです。 人によっては毛深くなることもあります。 これもホルモンバランスの変化の影響です。 これらの理由から、妊娠すると体臭が強くなると言われているのだろうと思いますが、実際、妊婦本人が気にするほど体臭は強くないことが多いのです。 おそらく妊娠するとにおいに敏感になる人が多いため、自分の体臭も必要以上に気になってしまうのだと思われます。 しかし、においに敏感な時期、とくにつわりの時期には不快なにおいは避けるにこしたことはありません。 だからこそ、からだを清潔に保ち、快適なマタニティライフを送ってほしいですね。 |
アルコールと体臭 たとえば朝の職場で「おはようございます」と出勤してきた同僚がプーンとお酒臭い体臭をただよわせていたら、ちょっと気分が悪くなりますよね。 付き合いで飲み会があったのか、はたまたストレス発散のやけ酒だったのかはわかりませんが、お酒をたくさん飲んだ後というのは、体臭によって周囲にすぐ気付かれてしまうものなのです。 お酒を飲むと体臭がきつくなるというのは本当でしょうか? たしかに、お酒のおつまみとして食べたものが、焼肉であったりにんにく料理であった場合にはそのにおいも強烈にすると思います。 しかしお酒のアルコールは、それ自体が強いにおい成分なのです。 アルコールは、代謝されるとアセトアルデヒドや酢酸といったさらに強烈なニオイ物質に変わります。 これらの物質はほとんどは尿から排泄されますが、一部は汗として排出されたり呼気からも排出されるため、あの特有な二日酔いの体臭をつくるのです。 また、お酒を飲むとからだがぽかぽかしてきますよね。 これは、アルコールには血管を広げたり、体温を高めたり、汗腺の活動を活発にする作用があるためです。 それによって、発汗量も急激に増加します。 アルコールはそれだけでもにおいが強いのに、加えて発汗を招き、代謝されてさらに強いにおい物質となり、それが汗からも放出されて・・・ と、まるで「においの素」を飲んでいるようなものなのです。 しかし、適量のお酒はからだによいといわれるように、少量のアルコール摂取であれば、からだの活性酸素を減らす働きもあるようです。 なんでも「ほどほどに」、がいいのですね。 |
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